【必勝勉強法】呼吸療法認定士合格の為にどんな勉強してた?!

看護師P
看護師P

どうもこんにちは!看護師Pです!!!

今回は「呼吸療法認定士」という資格の合格の為に、

どんな勉強をしていたかをご紹介していこうと思います!

集中治療領域や呼吸器系の病棟に所属している医療従事者の方はよく耳にされる資格の一つではないでしょうか?

わたしも以前、集中治療室で勤務をしていたのですが、スタッフの受験率も高かったです。

まずは呼吸療法認定士とはどんな資格なのかを説明していきたいと思います!

呼吸療法認定士とは

呼吸療法認定士の試験は、

3学会(一般社団法人日本胸部外科学会、一般社団法人日本呼吸器学会、公益社団法人日本麻酔科学会)合同呼吸療法認定士認定委員会が開催している認定試験です。

以下は呼吸療法認定士のホームページから引用したもので、講習会および試験を行う目的となります。

臨床工学技士、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士の中で、それぞれの職種において呼吸療法に習熟し、呼吸管理を行う医療チームを構成する要員を養成し、かつそのレベルの向上を図ることなどを目的とする。

3学会合同呼吸療法認定士認定委員会|医療従事者向け講習会・試験|公益財団法人 医療機器センター (jaame.or.jp)

このように、呼吸療法認定士の試験に無事合格して終了ではありません。

その後は、学んだ知識を他のスタッフにも教えたりしてチーム全体で共有して、

みんなでレベルを上げてってね~みたいな事が書かれています(ざっくり)。

肺に関する事と言えば、、

この数年のコロナ感染症、慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患、人工呼吸管理・脳血管疾患発症後・全身麻酔後・手術後・高齢化に伴う肺炎発症リスク、塵肺などの職業病、最近では「加湿器肺」のニュースもありました。

このように医療従事者であるわたしたちは、

頻繁に「呼吸器」に関するワードを聞いているのではないでしょうか?

寝たきりの患者様がいたとして、

その人に体位変換を行うかと思いますが、それは何のためでしょう?

褥瘡予防だけの為に体位変換をしていますか?

呼吸療法認定士の資格取得のための勉強をすると、臨床で疑問に感じた事を、

「なぜそうするのか」というエビデンスに基づいたケアに繋げる事が出来ます。

また、なぜ肺炎でPao2値が下がるのか?

CO2ナルコーシスはどんな機序でCO2が貯留するのか?

肺塞栓症ではどんな機序でPaO2値が下がるのか?

など、呼吸について徹底的に学ぶことが出来ます!!

大まかなスケジュールは?

※詳細な期日は毎年違いますので、ご注意下さい。

時期内容
Email登録2月~
書類作成及びダウンロード3月末まで
申請書類受付期間、講習会申し込み4月中旬
公式テキスト配布8月
認定講習会(会場参加型とeラーニングのみなどの種類によります)8~9月
試験日11月
合格発表12月下旬

2023年5月時点ですが、今までに27回試験が行われてきました。

大体、毎年11月に試験が行われています。

コロナ禍は延期されることもありましたが、コロナも5類になりますし、

よっぽどのことがなければ予定通り開催されるかと思われます、、。

時期別:どんな教科書、問題集が良かった?

わたしは第27回3学会合同呼吸療法認定士試験に一発合格しました!!!!!

申し込みをしても、教科書が郵送されるのは夏頃なので、

それまでは時間が空きます。

ですがこの期間から少しでも勉強を進める事をお勧めします!!

無事に合格した今、

「この勉強法は良かったな~!」「この問題集は良かったな~!」

と思うものを、以下に紹介していきます!

また、「この時期はこんな教科書や問題集を使って、こういう勉強してたよ~!」

というのも併せて、わたしが実際にやっていた時期別の勉強法も一緒に紹介しようと思います!!

申し込み後~教科書が届くまで(3~8月頃まで)

夏に開催される講習会で授業に付いていくためには、

「基礎的な事は理解しておくこと」が大前提となります。

その為、講習会開催までに少しでも多く、

基礎的な知識を入れながら意味づけをする」ことが重要です。

要領の良い方ならもう少し後からでも良いかもしれませんが、

確実に合格する為には、「早い時期から始める」に越したことはないです。


①病気が見える 呼吸器

公式サイトのリンク→病気がみえる – チーム医療を担う医療人共通のテキスト (byomie.com)

申し込み後、公式テキストが届くまで数か月を要するので、それまではベースとなる教科書が必要です。

ここでポイントなのですが、上記はあくまで公式テキストが届くまでの「代用の教科書」なので、

公式テキストが届いたら、そのテキストをベースにして勉強してください!!!


②青本をゲットしておく

公式サイトのリンク→呼吸療法認定士予想問題集2023 | 認定士予想問題集 (hasha-online.com)

青本は呼吸療法認定士を受験しようとしている方は、もしかしたら既にご存じかもしれません。

青本は毎年発売されています。

しかし結構早くに売り切れてしまう、と聞いていたので、わたしはこの時期に購入していました。

青本は問題数が多いのはポイントが高いですが、解説が少ないので、勉強を始めた頃に使うのは、あまりおススメしません。

売り切れる前に先に確保しておくという意味で、この時期に区分しています。


③呼吸療法認定士合格チャレンジ 100日ドリル

公式サイトのリンク→2022-2023 呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル | オンラインストア|看護・医学新刊・セミナー|メディカ出版 (medica.co.jp)

頻出問題がまんべんなく網羅されている為

この問題集は導入問題集として使用するのにおススメです!!

ただ、一冊だけでは完全に網羅出来るわけではないので複数冊の問題集を使用していく事が必要になります。


④アステッキ呼吸療法認定士問題集 基礎編/応用編

(※応用編は講習会が終わった後から使用しました)

公式サイトのリンク→呼吸療法認定士のeラーニング講座・過去問題集 | アステッキ (astick0115.com)

こちらも過去問に寄せた問題集となっています。

青本よりは解説も多いので、使用しやすいのではないかと思います!

また問題数も多いのもポイントが高いです!

わたしはアステッキ応用編と青本以外の問題集を、各1周した段階で公式テキストが届きました。

この時期のポイント
・基礎を知ること
・ワードに慣れること
・問題文に慣れること
・ひとつずつ焦らず確実に理解して自分の中に落とし込んでいくこと
・「なぜそうなのか」という、機序をきちんと理解しながら進めること

この時点で理解しないまま進めてしまうと応用が利かなくなり、
取れる問題で点数を落とすリスクが出てきます。焦らず、確実に進めましょう!!

公式テキストが届いたら(8月頃)

公式テキストが届いたら、

「代用に使用していた病気がみえるの呼吸器」から「公式テキスト」を、

メインの教科書に変えて勉強していました。

「病気がみえるの呼吸器」は公式テキストの内容が分かりにくい時に、

サブテキストとして使用していました。

わたしは最初の項目の歴史関連は最後に暗記しようと思っていたので、

講習会が始まるまでは、

2章以降のページを読んだり問題集で出ていた部分などにマーカーを引いて、

復習を行っていました。

わたしは自分の得意な分野は読み込んだ状態で講習会に臨みました!

ちなみにこの時期、苦手なところは飛ばしまくってました、、

この時期のポイント
・公式テキストのうち、「COPDについてはこのページ」「人工呼吸器についてはこのページ」など、どのページにその情報が記載されているか、分かってると良い!
・一通り読んで講習会に臨めると、なお良い!!
・問題集に出ていた部分→公式テキストにマーカーを引いたり、自分が得意な分野を読み込めてると、もっと良い!!!

講習会中 or eラーニング中(8~9月頃)

わたしは現地で行う講習会参加ではなく、eラーニングでの講習会を選択しました。

現地での講習会を録画したものをeラーニングで放送されるので、

「絶対に直接授業を受けたい!!!」という希望がなければ、

eラーニングの選択で良いかと思います。

どちらにしても同じ内容なので、、

講習会中は説明をしっかり聞きながら、公式テキストを照らし合わせて学習してください。

講習会中に「ここは試験に出します。」と、

話される時があるので、聞き逃さないように注意してください!!!

この時期のポイント
・講義はしっかり聞く
・講義の先生がどの部分を重点的に説明されているか確認する

講習会後(9月頃~)

講習会後は、公式テキストをベースに前述した問題集をひたすら解きました。

その後、徐々に問題にも慣れ、正答率がどの項目も85%を超えるようになったら、

アステッキの問題集応用編を始めました。

問題が変わると一気に難しく感じますが、きちんと基礎を押さえながら、

確実に理解出来ていれば、少し捻りが効いた問題でも解くことが出来ます!!

歴史の暗記は1週間前から行いました。

わたしが受けた試験では、歴史問題は最初の一問のみだったので、

正直暗記しなくても良かったかな~と思いました、、(あんなに必死に覚えたのに、、泣)

最後に青本を解きました。

試験までに各問題集を2~3周ずつ解きました、、、

全てを確実に理解・暗記したいですが、しかしそれは難しかったです。

間違った問題は解説を読めば理解出来るものの、数日経つとまた間違えるのです、、。

それが何回も続いたので、問題集の中で理解・暗記するのを諦めた問題がいくつかありました。

何回やっても間違う問題を一生懸命やり続けるも必要ですが、限度があるので、、。

自分が得意な分野を確実にしていく方が重要だと思います!

この時期のポイント
・教科書を読み込みながら、問題集を解いていく
・問題をとにかく解きまくる!!
・何度も間違ってしまう時や問題文章が難しく、理解不能・暗記不可と判断した場合は見切りをつける
・自分が得意な分野は確実に点数を取れるようにする!!

総じて言えるのは、「問題もたくさん解きつつ」、「公式テキストを読み込むこと」です!!!

試験前日~当日

試験は東京で開催されますので、前乗りされる方がほとんどではないでしょうか?

この試験の為に全国から集合します。

わたしは試験前日に東京に向かい、

試験会場の下見や公共交通機関の確認をし、夕方にはホテルに着いていました。

夕方から暗記物を振り返って、問題集は不正解率が高い部分のみ見返して、その日は早めに就寝しました。

当日は会場への移動と人の多さで、思いのほか朝から結構疲れます、、。

2023年の会場になった近辺にはマクドナルドやスターバックスなどがありました。

わたしは朝8時前に会場近くのマクドナルドで朝ごはんを食べながら、教科書をパラパラ見ました。

その時点で公式テキストを読まれている方が結構いらっしゃったので、

近くのマクドナルドなどを入場前に利用したい方は、

はやめに行くことをおススメします!!

当日は会場入りの為に並んだりもするので、がっつり復習することは難しいと思います。

そして並ぶのにも、これまた疲れます、、、。

早めに会場に入ったら試験時間までは自由時間になるので、その時間は復習の時間に充てる事が可能です。

試験前日と当日のポイント
・早めに寝ましょう
・試験前日や当日に勉強するのは難しい
・前日や当日に焦らないように、事前に学習するようにしましょう
・ご飯をしっかり食べていきましょう

まとめ

わたしが実践した時期別の勉強法や使用した問題集をお話しましたが、いかがだったでしょうか?

試験の申し込みから試験当日までに半年近くあり、「結構時間あるじゃん!」と思いがちですが、

おそらくほとんどの方が働きながらの勉強になると思いますので、試験までは結構あっという間です。

呼吸療法認定士を取得すると、働いている病院の「呼吸ケアサポートチーム(RST)」にも所属出来るかと思いますので、さらに呼吸に関して強くなれると思います!!

皆様にとって良い試験結果になれるよう、このブログが少しでもお役に立てれば幸いです!!!!!

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

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